ソフトウェア信頼性工学講座(システム信頼性工学教育科目)は情報工学専攻の大学院専任講座であり, 主に確率・統計理論をベースとしたシステム信頼性工学 に関する教育・研究を行っています. 2001 年度の大学院部局化以前は,第二類(電気系)計数管理工学講座計数工学教育科目の名称で オペレーションズ・リサーチや経営工学分野において生じる取替え問題などの信頼性・保全性に関する研究を 主に行って参りましたが,部局化以降はこれまで以上にコンピュータサイエンス分野への応用を意識した研究内容に シフトしてきています. 現在の主な研究分野は,フォールトトレラントシステム理論,ソフトウェア信頼性理論,性能評価理論などであり, ディペンダブルシステムの構築やディペンダブルコンピューティングを実現するための基礎理論について研究を行っています.
研究紹介
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ソフトウェア信頼性
ソフトウェア信頼度成長モデルと呼ばれる確率モデルに関する研究を行っています.
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ソフトウェア若化モデル
ソフトウェアエージングとソフトウェア若化スケジュールに関する研究を行っています.
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データ保全モデル
データベースシステムにおけるチェックポイントスケジュールに関する研究を行っています.
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信頼性・保全性の基礎数理
信頼性 (reliability) や可用性 (availability) を評価するための数理的技法に関する研究を行っています.
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マルコフモデルの数値解析
マルコフ連鎖で記述される確率モデルの数値解析に関する研究を行っています.
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情報セキュリティの設計・評価
情報セキュリティ確保のためのシステム構築に関する研究を行っています.